HACオフィシャルブログ

2009年04月06日

広島アニメーションシティ(略称HAC)は、平成21年4月5日(日) 14時〜15時30分
広島国際学院大学 立町キャンパス にて、アニメ制作コンペ入賞作品発表会を開催しました。

広島アニメーションシティ発足の発表
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4月1日に発足した広島アニメーションシティについて
安東善博代表(原森勝成運営委員による代読)からの挨拶

アニメ制作コンペ入賞作品発表会
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@奨励賞、SEMMYの皆様。『蝉の鳴かない夏』

A奨励賞、広島市立基町(もとまち)高等学校創造表現コースの皆様。
      『夏の天球儀』
B奨励賞、うさぎとこいぬ制作委員会 の皆様。
      『うさぎとこいぬ』
C奨励書、原 賢司(はら けんじ)様。
      『まぼろしのバット』

会は、アニメ制作コンペ審査委員長を務めた谷口重徳広島国際学院大学現代社会学部准教授から趣旨説明と審査委員会を代表しての講評の後、入賞者の紹介、作品上映を行いました。

審査委員会の講評
審査委員会を代表しまして今回の審査結果についてご説明させて頂きます。今回のコンペは、地域性を持ったコンテンツの制作・発信を目的に昨年実施されました「みんなのライトノベルコンテスト」の入選作品を題材にアニメ作品の企画化案を公募したものです。題材となった作品は、いずれも地域性を踏まえた作品ですので、応募者にとっては、「地域」の魅力をどのような視点から掘り下げ、現代のコンテンツ作品として提示するのか、ということに心を砕かれたことと思います。

また、応募者の中には、コンテンツ制作を学ぶ学生・生徒の方々を中心としたチームもありました。若い応募者の方々が今回の挑戦を通じて一層成長して頂ければ、地域のコンテンツ文化の将来にとっても大きな財産となるものと確信しております。
こうした視点から、今回の審査に際しましては、次のような点を重視しました。
(1)原作小説の特徴を生かし、中国地域の魅力を伝える企画案であること。
(2)本編制作(アニメ)の可能性がある企画案であること。
(3)本編から派生する関連ビジネスの可能性を持つ企画案であること。
(4)ストーリー性、創造性、娯楽性、訴求力、技術力、芸術性、構想力に富む企画案であること。
(5)企画書およびパイロット作品そのものの評価、
(6)応募者の将来性、です。

審査にあたっては、現在、アニメーションなどのコンテンツ制作の第一線でご活躍されているプロデューサにご協力を頂きました。まさに「プロの眼からの」白熱した審査が行われました。評価の分かれる作品も見られました。審査員の先生方には、応募企画案に対して、非常に細かい点まで見逃さぬ気迫で審査をしていただきました。そして時に厳しく、時に暖かい励ましのコメントを頂きました。これらの貴重なコメントは、全ての応募者へフィードバックされております。(応募者にとっても貴重な糧となったことと思います。)(ご多忙の中、貴重なコメントをくださいました審査員の先生方にもこの場をお借りして、お礼申し上げます。)

いずれの応募企画案にも大きな可能性を見出すことができました。と同時に、さらなる改善の余地を残す部分や応募者の将来の成長を期待したい部分がありました。
慎重に審査をした結果、次の4つの企画案を「奨励賞」として表彰し、応募者の今後の一層の成長と飛躍に期待することが審査員一同で決定されました。また、今回、惜しくも選外となった応募企画案の中にも評価が高かったものもありました。

SEMMY(さん)は、
「蝉の鳴かない夏」は、原作の持つ独特の雰囲気を捉えながら、舞台となった瀬戸内の風景を美しく表現されたパイロット作品とともに、完成度の高い企画案を提出されました。

広島市立基町高校創造表現コース「ポケットの中の天球儀」は、
原作に対して誠実に向き合い、その良さを引き出そうとした企画案でした。企画書やパイロット作品の制作にあたり、素晴しいチームワークで困難を乗り越えられた様子が随所にうかがえました。

原賢司さんの「幻のバット」は、
原作のイメージを独自の解釈によって大胆に組み替え、ほのぼのとした作品の企画案として提示されました。パイロット作品の雰囲気も評価されました。

うさぎとこいぬ制作委員会による「うさぎとこいぬ」は、
(カメラ、俳句、川柳、料理などの)さまざまなアイテムの展開による広がりを持った企画案が評価されました。

なお、今回の入選者に限らず、審査委員会からすべての応募者への提言は次のとおりです。

地域性を踏まえたコンテンツ作りのためには、地域の何をどのように伝えたいのか、ということを一層掘り下げた企画が求められます。同時に、それに埋没することの無い魅力を持ったキャラクターの設定、それらを表現するために必要な「アニメーション」そのものへの理解が課題となる、以上が審査委員の共通の提言でもあります。

今回ご応募下さいました皆様ならびにご入選された皆様が、今後ますます飛躍され、地域のコンテンツ文化の発展にご活躍されることを心よりお祈りしております。

また、ご多忙の中、今回の審査にご協力くださいました審査員の諸先生方、ならびに審査会の運営にご尽力くださいました事務局のみなさまにも、改めてお礼申し上げます。


「アニメ制作コンペ」とは
 経済産業省中国経済産業局は、中国地域の魅力を伝えるアニメーション作品の発信とプロデューサー育成を目指した「アニメ制作コンペ」を初めて実施し、応募の11作品から奨励賞4作品を選び、東京国際アニメフェア2009会場(東京ビッグサイト)で3月19日に表彰式を行いました。 コンペは、2007年度に広島で行われたライトノベル(アニメなどの原作となる作品)コンテスト(有限責任中間法人広島経済同友会アニメーションビエンナーレ基金主催)入選作を基に、1分以上5分以内のアニメーションを制作するのが課題。テレビ局や大手出版社などアニメビジネスの専門家らで審査しました。




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